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2014年10月19日日曜日

たまには本の話を・・・

読書の秋、ということで本の話を。
最近読んでいるのは、高田郁の「みをつくし料理帖」です。江戸時代の今で言う定食屋の料理人の話です。しばらく前に読んだ池波正太郎の「鬼平犯科帳」、「剣客商売」が男世界の硬派江戸小説だとすれば、みをつくしは女世界の庶民江戸小説という感じです。登場する人々がポジティブなのは軽い気持ちで読む身としてはとても良いですね。料理に関する記述は、若干後出しじゃんけん的なところもありますが、基本的には面白いです。

息子のパゴダは寝る前にほぼ必ず本を読むのですが、ほとんどは図書館で借りています。父、母、それぞれ本の選択に大きな違いがあるので、パゴダも色々な種類の絵本に接することができるのではないかなと肯定的に考えています。そんあ最近僕のチョイスは外国の絵本。日本で育っている日本人のパゴダ。やはり日本の絵本の本がすんなりと話しに入っていけます。語られている話の世界観、ニュアンスをはじめ、絵柄などがあっているのだと思います。

変化球ということで外国の絵本を選んでいるのですが、この本は名作です。
にぐるまひいて ドナルド・ホール  (著), バーバラ・クーニー (イラスト)
満月をまって メアリー・リン レイ (著), バーバラ クーニー (イラスト)

バーバラ クーニーの素朴な絵は美しく、思わず細部まで見入ってしまいます。そして大人ならばその絵に少し懐かしさを感じると思います。

今読んでいるのは、高田郁の「みをつくし料理帖」。
次の巻で完結するのですが、どう完結させるのだろう・・・流れからいってハッピーエンドは間違いないと思うのだけれど・・・。

2014年5月17日土曜日

久々に読んだ本の紹介。「原発事故と放射線のリスク学」

久々に読んだ久々に読んだ本の紹介。本の紹介。
中西準子「原発事故と放射線のリスク学」日本評論社 2014.3.11.

この中西準子という人は「言うことは言う!」系の研究者であり、日本において「リスク学(リスクコミュニケーション)」を起こした人でもあります。食品系の安全性の話題と関連して知ったのですが、このリスクコミュニケーションという考え方は実生活にも役立ちます。この本もリスク学なので、放射線がどの程度危険か、という話ではなくてこれくらいの危険があるので政策としてはこれくらいすれば良いのではないか?という感じです。

さてこの本には原発事故を由来とする放射線の危険は実際にどれ位で、どの程度の基準値を作るのが良いかといったことが主題として書かれており、実際の避難の基準、除染の基準だけでなく、コスト面にも言及しております。今行われている除染の基準は「年間の追加被ばく線量が年間1ミリシーベルト(環境省)」より少なくなるようにという内容で、福島より遠く離れた場所に住んでいる自分にとっては実感のある数字ではありません。

しかし、税金を使っていたり、なにより東京電力の電気を使って生活している身としても、日本という枠組みの中でこの福島原発事故問題を扱っていかなくてはならないのだなと実感しました。今までは、当事者である福島県が決めればいいじゃん・・・的な考え方でしたが、世論レベルで福島の今後をどうするのかを考え始めなければならないなと思いました。

本を読んで学んだことは

・自然由来以外の放射線のリスクはしきい値無しで評価されている(化学物質より厳しい)
・放射線リスク管理の基準の元データは、広島、長崎の原爆のデータ、第五福竜丸、チェルノブイリなどであり、調査対象、期間も十分あり信頼できる。
・放射線はがんになるリスクを高めるが、がんのリスクは食事、運動、加齢、遺伝的要素などの要因のほうがはるかに大きい(だからといって放射線のリスクは無視しない)
・リスク=ハザード(危険性)×確率。放射線の場合、放射線の強さとそれを浴びる時間となる
・現在の福島原発事故に関する放射線測定値などは計算式上でかなり水増しされており、
現在の測定値と基準を守っていれば、食品、居住に関してのリスクはかなり小さい
・チェルノブイリで問題となった甲状腺がんは食品による内部被爆が要因だったが、今回の事故では内部被曝の影響は少ない。よって甲状腺がんの発生率に異常は起こりにくい。
・除染など居住者に対する支援だけでなく、移住を選択した人にももっと積極的に支援すべき

といったところでした。根拠も無く原発事故の影響って大丈夫かな・・・と思っていたところなので情報が少しすっきりしました。(もちろん、そんなのウソウソ、原発の影響はやばいよっていう人も居るだろうけど)


参考図書として菊地誠著の以下も読みました。初心者向けの本です。
いちから聞きたい放射線のほんとう: いま知っておきたい22の話 (単行本)

2014年2月4日火曜日

パゴダも5歳になりました

この一月でパゴダも5歳になりました。子供を持って、自分の親の気持ちが良く分かるようになるというのは、、「その立場に立って良く分かるようになった」ということなのですが、感情的になる(いわゆる涙もろくなる)のは子育て特有かもしれません。

いい意味でも、悪い意味でも5歳のパゴダは知恵というものが発達してきました。2~3歳の発達が、本能的な、「自然に」成長している感じがあった一方で、4~5歳の成長は親を含めた周りの環境に大きな影響を受けつつのものである感じがします。そしてこの傾向はもっと強くなっていくでしょう。教育っていうと、勉強、学力と思ってしまうのですが、環境を整える=教育という考えが大事だなと思います。

さて、最近のパゴダを見ると・・・怒ったり、怒られたりしたときに拗ねるときがある。部屋の隅に行ったり、布団に包まったり。様子を見に行くと「触らないでよ!」と言うのだけれども、100%強がりなのがわかってそれが可愛くもあり、ツッコンでみたくもなります。彼が属する社会(保育園)で覚えてくるのですが、「このくそやろぉぅ、くそばばぁ、ばっか!」と言うのも今の時点ではその意味を理解していない点で可愛くもある。言われたこちらは、ぜんぜん悔しくないのである。

そんなパゴダの拗ねたり、場にふさわしい言葉を選ぶセンスは成長しているな~と強く感じるのは、己がダークサイドの人間だからだろう。バランスよくいろいろなことを覚えてほしいものです。


今読んでいるのは、中島らも[酒気帯び車椅子]
中島らもを知るきっかけとなったのは、朝日新聞の「明るい悩み相談」なのだけれど、20歳過ぎの僕はだいぶ読みました。世間的にはちょっとヤバイ人・・・という印象なのだろうけれどそれは彼の人生の後半のドラッグ、アル中、躁鬱病の印象なのだろう。酒の弱い自分がアル中になることは無いだろうが、らもの本を読んでアル中は恐ろしいなと心底思ったものです。

「ガラダの豚」、「こらっ」、「啓蒙かまぼこ新聞」なんかが面白いです。特に啓蒙かまぼこ新聞シリーズは中島らもの隠れた名作だと思います。「最後の晩餐」をリアルタイムで見ていた僕が言うのだから間違いありません!

2013年9月27日金曜日

深夜には下弦の月が出る、きれいな空だった

昨日の雨は、台風ではなかったが、今日は朝からとてもよい天気。

湿度の低い乾いた風が常に吹き、空の8割以上が抜けた青。低気圧が去った後の特徴的な色は濃くないが深みのある色です。半袖の時期は終わり、東京ではほんとに短い、長袖1枚の時期がやってきました。

この時期、この冷たい空気はなんともいえない物悲しさを帯びているように感じます。そんな風を感じなが、聴いている音楽はドビュッシーとラヴェルの室内楽。読んでいる本は、高村薫。直近で読んでいたのが石田衣良だったので、それへの反発も込めて高村薫の「冷血」を選んでみました。秋の夜長にはもってこいの本です。



2013年8月24日土曜日

従兄弟どうし



従兄弟同士

出世大名家康くん、ちょんまげがウナギ



浜松は相変わらず住みやすい街でした。田舎と都会が適度に交じり合っていていろいろ楽しめます。

写真左側はトピアリーで作られた「出世大名家康くん」です。浜松駅北口、駅前バスターミナル入り口にあります。写真右は、ハゼ釣りの途中の従兄弟同士。日陰でジュースを飲んでいます。パゴダはぶどう味のジュースが飲みたかったのですが、辛いつまりは炭酸のものしかなかったのでダイドーの「梅よろし」を飲んでいます。渋い選択です。二人の会話をなんとなしに聞いていたのですが、「暑いね」「うん、暑いね」、「ジュース美味しいね」「美味しいね」、「とんぼいるかな」「オニヤンマがいるとおもうよ」といたって平和。平和の大切を強く感じた時間でした。

自分のことを思っても従兄弟同士というのはけっこう仲良く遊んでいました。親が3人兄弟なのでパゴダには従兄弟がいますが、パゴダの子供の世代にはどうだろう。従兄弟がいるって今ほど普通ではないかもしれません。

パゴダが4歳で、りっくんが3歳。体の大きさや、知っていること、しゃべり方などさまざまな能力は結構入り乱れており、これでは勝てるけど、こっちは負けるみたいな面白い感じでした。

今読んでいるのは・・・司馬遼太郎「竜馬がゆく」
ついに最終巻。竜馬は殺される、というのは知っているのだけれどどのタイミングでその事件が起こるのだろう。この本の次はカズオ イシグロを読んでみようと思っています。

2013年8月4日日曜日

日経新聞の一面、保坂和志の本、パゴダのアイス問答

新聞の情報はわりと適当、というのは意外と知られていないのだが、先日妻が勤務する会社の話題が日経新聞の一面に載っていて、その内容に関して「そのような事実は一切ありません」という通達がその会社内で出ていた、ということがあった。日経新聞は記事の確認に他の新聞よりも気を使っているという話を聞いていたのだが、日経よお前もか!

日経新聞の書評はあまり面白くないということで僕の中で評価は定着しているのだが、保坂和志「考える練習」という本が掲載されていて少し気になっていたので読んでみました。書評には「考えるということは、無意識のうちに言葉で考えているが、手を使う仕事であったり、スポーツなど体を動かすときにも考えをめぐらせており、これも立派な考えです」というようなことが載っていてひかれたからです。

保坂和志は2、3冊読んだことがある程度の芥川賞作家。日経の書評か・・・ということと保坂和志久しぶりに読んでみるかという読書スタート時のテンションです。

読んだ感想は・・・多少違和感もあったのですが面白かったです。考えるということはどういうことか、という本質的なことも書かれているのですが、印象としては保坂和志の頭の中をのぞいている感じです。そういう風に考えている(物事を捉えている)のかというのがわかりました。書評に載っていたように「体を使っても考えている」という話も面白いし、「NHKの100分でわかる文学というテレビ番組を引き合いに出して、名著がそんな短縮できるか」というような話も面白かったです。(余談だが、NHKも最近はこのようなミーハー、ハウツー的な番組が多くなったのだが、NHKだけあって良い子ちゃんの作った感が強く、つまらない)

ネットの持つ情報量が多くて、情報に埋もれがちなのだが情報量が考えの正しさを保証してくれるわけではなく、自分の発信の仕方、情報の捕らえ方にはもう少し気を配らなくてはならないなと思いました。

金曜の夜に近所の公園で地元の町内会の祭りがありました。妻とパゴダと3人でカキ氷を食べているとなんとアイスが振舞われるとのこと。振舞いのアイスがガリガリ君でした。パゴダが貰ったアイスを3人で食べたのですが、パゴダに「1つのアイスをどうやったら3人で食べられる?」と聞くと、「順番に一口ずつ食べればいいじゃん。まずパゴダでしょ、ママでしょ、おとうでしょ・・・」と応えました。なかなか良いアイディア、食べる順番も自分の欲望をあらわしていて良い感じです。


2013年7月21日日曜日

本が好き

私鉄からJRへの乗換の途中にある上り階段で、少し前を歩いている20代後半の男性が着ているデニムの尻ポケットには文庫本が入っていた。

少し見るに割りと厚めの本で(当然タイトルは不明だが)、布のカバーがかけられていたが、無造作に入れられている感じが「座ったらすぐに読もう」という雰囲気を出していた。手提げカバンを持っていたがそこに入れずに、尻ポケットというのがすぐに読みたい気分が伝わってきました。きっと夢中になって読んでいる本なんだろうな・・・と思った次第です。

最近、自分のなかで読書熱が高まってきているので人が読んでいる本にも興味がわきます。なにかお薦めの本がありましたら、ぜひ教えてください。ジャンルを問わずなんでも読んでおります!

今読んでいるのは、司馬遼太郎「竜馬がゆく」
そろそろ薩長同盟が結ばれそう。なるほど、宿敵同士の同盟だったのですね・・・。

2013年7月19日金曜日

参議院選挙2013

先日、この夏の参議院の期日前投票をしてきた。ネット解禁ということだけれども、個人的にはなにも変わっていない印象である。

平日の午前中の区役所出張所はとてもすいていたのでスムーズに投票できるのだが、建物の外にあるポスターの掲示板を見て、半分くらいポスターが張られていない、民主党の党名が出ていないというのが今回の特徴かと思いました。

掲示板のポスターってこんなに貼られないものなのかな。これでは選挙自体がやる気ないって言うメッセージのように見えてします。

選挙結果は自民党(もしくは協調路線をとっている公明党も)の圧勝だろうけれども、民主党は掲示板のポスターにはその党名をほんの小さくしか乗せていなかった。今回は民主党イコールマイナスイメージなのだろうけど、それってないだろ・・・・。逆風だろうが政党ってその政治家の拠って立つところではないのか、と思いました。そこを否定したら政党に所属している意味ないジャンって比例区の党名を書く記載台で思いました。

今、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読んでいるのだけれども、幕末/明治維新はたったの150年前の出来事か。




2013年6月28日金曜日

竜馬がゆくを読んでいる

 この都議会選挙がきっかけになっているのだが、最近日本の近代史に関する自分の知識の無さを自覚したので、遅ればせながら少し学ぶことにした。江戸後期、幕末-明治-大正-昭和初期へといたる150年間くらいがターゲットです。

 まずは司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読み始めています。同じ流れで「坂の上の雲」を次に読むつもりです。

 尊王攘夷って言葉はなんとなく知っていたけれども、尊王とは、攘夷とは、倒幕とは、佐幕とは・・・微妙に言葉の意味が違っていて非常に複雑だと思う。けれど、長く続いた江戸という封建制度が大きく変化していく様は感慨深い。その結果の世の中が今の日本でもあるのを感じられる点も興味を引く要因だと思う。

 で、現在。この夏にも選挙があるのだが・・・。日本という国を動かしていくエネルギーは政治にはないのかもしれない。

というわけで今読んでいるのは司馬遼太郎「竜馬がゆく」

2013年2月25日月曜日

最近読んだ本の感想

久々に読書熱が甦ってきた。忘れないうちに感想を残しておこう。

「レ ミゼラブル」 ビクトル ユーゴー
まだ読書中だけれど再読本なのでもう書いてしまう。冒頭の司教の説明の数十ページが唯一の苦痛。ほかはどんどん引き込まれる力があります。映画版のラストを確認するために再読中~

「アグルーカの行方」角幡唯介
副題は「129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極」。フランクリンとはイギリスの探検家でヨーロッパからカナダ北部、北極圏を通ってベーリング海→アラスカ、アジアへ抜ける北西航路を探る途中で消息不明となった。その足跡を追う現代の旅なのだが・・・。現代人の極地旅行記は無事に帰ってきたという絶対的な安心感があるからあまりドキドキしない。一方で昔の話だとまさかここで死亡か?と考えたりしてドキドキするんだよな。

「犬の力」 ドン ウィンズロウ
アメリカの麻薬取締局とメキシコの麻薬カルテルの戦いの話(フィクション)です。CIAといい、DEAといい、アメリカの政府組織はやりたい放題ですな!暴力とそれを取り巻く力学(なぜ暴力をふるうのか)がリアルでしびれます。

「ジェノサイド」高野和明
どうやら直木賞候補となっていたようだけれども、ホントに?と思ってしまう内容。犬の力を読んだ後だったので戦争シーンとか主人公の表現の浅さを感じてしまった。しかし、僕がたまに考える「想像できないことは信じられない」というテーマを思い起こさせてくれた。

「予告殺人」アガサ クリスティ
初めて読むミス マープル。今となっては古き、良き時代の推理小説。推理とか生ぬるく感じたり、現代では科学捜査だよな・・・と思ってしまうが当時は最先端だったのでしょう。第一次世界大戦の雰囲気残る時代の話です。本よりも映像の方が楽しめるかもしれません。

今聞いているのは、ラヴェル [ステファン マラルメの3つの詩 第2楽章]
時間のある方は冒頭よりお楽しみください。時間の無い方は2分50秒から再生してください。


2012年11月20日火曜日

すらすら読める土佐日記、読むべし

夜空に満つ空気が冷たくなると読書が楽しい。今読んでいるのは、林望「すらすら読める土佐日記」です。

「男もすなる日記というものを・・・」という冒頭と、紀貫之が女性という立場で書いた紀行文という解説は誰しもしることろです。この本は土佐日記の原文、現代語訳、背景の解説がほぼ同じページに書かれており、原文を読んで大和言葉の美しさを感じ、現代語訳で自分の古典の知識の無さを知り、背景解説で作品の奥深さ、当時の人々の生活を知ることができます。すらすら読めてほんと面白い。

冒頭に林望が書いているが、 古典といっても日本の古典であり、それは今現在でも綿々とつながっている物語。原文にも当たることができるし、1000年以上も前の作品ながら現代を生きる僕でも共感することが多い。

そして古今和歌集の選者の紀貫之だけあって和歌がまた良い。いとおかし、です。
今聞いているのは、Maurice Ravel クープランの墓より「プレリュード」
鏡の「洋上の小舟」も良いですが、今はクープランの墓の気分。このピアニストのアンジェラ ヒューイットはお薦めです。

2012年11月13日火曜日

梨木香歩とパゴダの涙

梨木香歩
「エストニア紀行-森の苔・庭の木漏れ日・海の葦」 2012年9月30日新潮社 P177より引用

 肉体は現在にあるが、人の精神は、現実、(たとえば今この一瞬なら2012年)にコミットしているのはほんの一部分で、ほんとうは各自、他者の窺い知ることのできない遠い時代と密接に結びつきながら生きているのだろう(戦国の世の群雄割拠、国取り意識を生きている人もいれば、平安時代の恋愛至上主義を生きている人もいるだろう)。

読んでいてハッとさせられる。梨木香歩のエッセイはたびたびそんな文章と出会えるから好きだ。個人的には人間は死んだら終わり、何も無くなる、という考えの持ち主なのだが子供が生まれてからというもの今までの人生以上に複雑な感情を持つようになった。

 先日、パゴダ(息子、3歳)が悪いこと(人の顔に向けてブロックを投げる)をしたので、久しぶりにわざと大げさに叱った。大声を出し、大きく目を見開き、じっと睨みつけ説教をするのだが、パゴダの顔の表情が段々と変わっていくのを認識していた。

まずは驚き。きっと自分の想像以上に怒られているのでびっくりしている。
そしてはぐらかし。何とかしてこの説教を切り抜けようとする(多くの場合はここで僕は負けて怒るのをやめてしまう)。
次はショック。予想以上に怒られ、お得意のはぐらかし作戦も不発で、説教パワーに負けてしまって何もできなくなる。
というわけで最後は号泣。まだ小さな目に、いきなり大粒の涙があふれる様をみるのは、これが正当な説教であってもやはり悲しい。
ある意味こちらも試されているのだと実感・・・。


七五三の撮影をしたときのパゴダ。刀を持たせてもらって得意顔です。

2012年10月27日土曜日

読書を再開した

最近、異動があって以前より長く電車に乗るようになったので読書の趣味を再開しました。最寄の図書館で文学賞フェアをやっていて、さまざまな文学賞の過去の受賞作を集めていたので、軽そうな(重さではなくて内容が・・・)本を選びました。それが8年(堂場瞬一)という本でした。対象は、10代後半かなというさらりとした内容でした。久々に本を読むリハビリには丁度良い。

この本は小説すばる新人賞受賞作品です。内容は野球を軸に展開するのですが、同じ野球だったらバッテリー(あさのあつこ)の方が熱くなれます。

さて、本日渋谷で聞いた街に漂う会話。

デブA:「カップヤキソバといえばなにかな?」
デブB:「まずはぺヤング、そしてUFO。あと加えるとすれば一平ちゃんかな。あのカラシマヨはいいね」
デブA:「そこは外せないよね」

横断歩道の信号待ちで聞いたのですがなかなかシュールな話題で盛り上がっていました。

今聞いているのは、Bjork [Pagan Poetry]
これはRoyal Opera Houseのライブなのですが、 Cambridgeライブと共にBjorkのあるひとつのイイ時代の映像だと思います。

2012年10月24日水曜日

深まる秋は読書の秋

美味しい秋刀魚も食べたし、キンモクセイの香りを胸いっぱいに吸い込んだし、オリオン座を見たし、ついでにシリウスの光も見たし、窓が結露しているのも見た。

すっかり秋になりました。秋の夜長ということで久々に読書の趣味を再開しました。今読んでいるのは、堂場瞬一の「8年」という小説です。すばる新人賞受賞作品です。大リーグで活躍する訳ありの日本人ピッチャーが主人公。半分くらい読みましたがストーリーの先が分からなくてワクワクする。

今聞いているのは、Kodaly [Duo] これは名曲です。


2012年3月10日土曜日

スポンジケーキ 備忘録

この世はなんで対局する2つの意見が同時に存在するのだろう。右手と左手では握手できないのに・・・。時代の流れの王道とそのアンチ?スポンジケーキのレシピも例外ではありません。


本日、今年4回目となるスポンジケーキを作りました。3回目まで参考にしていたレシピのキモは、共立法において全卵の泡立てが重要、泡立ちやすいように指では熱く感じる温度(55℃)に保って泡立てろということでした。その教えにのっとり(55℃って熱湯コマーシャルのお湯の温度だなっていつも思い出し笑いがありました)卵液を高目の温度に保ちながら、もったりするまでしっかりと泡立てていました。

最近職場の方に教えてもらったレシピによれば・・・「全卵液は砂糖を入れ、38℃程度で良く泡立てる」とありました。 どうなんでしょう・・・。まったく正反対のように思えましたが、多くのレシピでは人肌よりちょっと熱い(38~42℃程度)での泡立てを推奨しております。高温にする利点の一つはズバリ泡立てやすいから。高温だと早く泡立つからです。低温にする利点は、立てた泡が安定してきめ細かい生地になるということでした。

で、本日は低温で作ったのですが確かに今までのレシピよりきめ細かかったです。全体の仕上がりもなかなか。ただし泡立てが弱かったのか、ふくらみはもうひとつ。このレシピで泡立て具合を変化させながらあと数回焼けばコツがどこなのかが分かってきそうです。

まだ菓子作り歴が浅いので天気、室温、材料、泡立て、混ぜ、焼く温度、オーブンの性能などその都度変化する要素が多く緊張の日々です。

というわけで4回目のスポンジの留意点は・・・
・卵は共立て
・常温の卵をほぐし、全量の砂糖を入れ湯煎
・卵液の温度は38℃程度、高速で泡立てる
・卵液が常温になったら小麦粉を入れる
・焼きは170℃で25分(今回のマイナス要因が温度。はじめは180℃だな)
・ゴムベラとスパチュラを早く買わなくては・・・
でございました。

ようやくブログで報告できる段階になってきました。次回は4月のトライ!

今読んでいるのは、石川直樹[POLAR]
現代の、同世代を代表する冒険家だが・・・予想を下回る写真のクオリティでした。
もう数冊読んでみて残念な評価(もう読まないリスト入り)を決めるとしよう。
今の段階でB-

2012年2月22日水曜日

池袋にあるライト建築、自由学園明日館


アメリカの建築家、フランク ロイド ライトはてっきり本の中の偉人だと思っていました。日本だと帝国ホテル(今の建物になる前)を設計した建築家という認識がありましたが、アメリカの個人住宅にはとても興味を引くものがあります。

なんどか本を読んだり、写真集をみたりしていたのですがなんと意外と身近な場所にライトの建築物がありました。それが池袋と目白の間にある「自由学園明日館」 です。全寮制の女子の学校というコンセプトがあるからか、日本であまり資金が集まらなかったのか結構シンプルな作りです。石でなくて木で作っているのも要因のように思われました。一直線に通っている廊下、大きな暖炉のある食堂などは「おおライト」って感じでした。

じっくり雰囲気を堪能し、コーヒーと可愛らしい竹の子をかたどったクッキーを食べまったりとした時間をすごすことができました。池袋への定期があるうちに行けて良かった!


今聴いているのは、ラヴェル [マメールロワ]
アルゲリッチの演奏です。なんとも神秘的な演奏です。

2012年2月20日月曜日

再読している

通勤時間が短くなったのとちょっと仕事が忙しいので満足に本を読む時間を持てない。もうしばらく、生活のリズムができるまでの辛抱です。

そこで新しい読書の楽しみを見つけました。
それは再読です。読んで字のごとく。昔読んだ本をもう一度読むことです。
今は柳田邦男の「犠牲(サクリファイス)」です。かれこれ20年近く前に読んだ本ではないでしょうか・・・。この本と辺見庸の「もの食う人びと」が大人のノンフィクション、 ルポタージュとして強く記憶に残っています。

人の子の親となった今、柳田邦男の気持ちが昔読んだときより良く分かります。

今読んでいるのは、柳田邦男「犠牲(サクリファイス)」

2012年1月30日月曜日

本が好きな人のために・・・・

本が好きな人のための情報交換ブログを作ってみました。

The Book,The Reader
主に僕の知り合い(学生時代、ちょっと前、現在)の本を好きそうな人に声をかけました。何とかメンバーも10名程度集まったので情報交換できるように活性化させていきたいです。

ブログと一緒にメーリングリストも作成しましたが
ブログ:お薦めの本の情報を残す場所。アーカイブとしても利用
メーリングリスト:情報交換は主にこちらでやりたい
と思っております。
今しばらくは様子見という感じでしょうか。

メーリングリストに興味のある方は、GoogleGroupsで検索してみてください。
グループ名も「The Book,The Reader」です。

今聞いているのは、the Beatles[Norwegian Wood]こういうイメージですよね。

2012年1月4日水曜日

ちょっと落ち着いた2012年

本日、仕事上の書類に「2012年」と2012年になって初めて書きました。こんな小さなことですがちょっと何かが落ち着きます。何かがね・・・。

今、割と熱心に読んでいる本がトム ロブ スミスの「チャイルド44」と「グラーク52」という小説で、舞台は1950年代、スターリン時代のソビエトです。今からたった60年ほど前なのに過激な時代があったのだなと思いました。何もソビエトだけでなくWWⅡ前後では、全世界のいたるところで過激な政治を行っている国があったことも同時に思い出されれます。そう考えると、国民の力(憲法)もだいぶ強くなったのだと実感。現在の日本がありがたく思えてくるという、なんとも幸せな2012年の読書スタートとなりました。

さて今年は(原発の動向は別として)あの地震のようなことは起こらないだろうけれど、どんな年になるのでしょうか。良い年になって欲しい、という言葉は使い古されているが良い年って具体的にはどういうことを言うのでしょうか。

個人目標は「美味しいスポンジケーキを作れるようになる」です。 具体的には月1回程度、12回は作り、自分のレシピを決めたいなと思っています。まずは型を買わなきゃ!

今聞いているのは、Claude Debussy [Hommage a Rameau]
今年の聞き始めはドビュッシーの[ラモーを讃えて]、ミケランジェリの演奏です。
ちょっと悲しい感じの美しい曲です。

2011年12月25日日曜日

ニーチェ 詩集を読み終わる

ニーチェ 「ヘラクレイトス讃」
地上のいっさいの幸福を与えるものは、
友よ、戦争なのだ!
そうだ、友となるためには、
砲煙が必要なのだ!
友とは三つの点で一致する者だ、
困苦に対しては兄弟、
敵に対しては平等の者、
死に対しては―自由な者。

ニーチェ詩集の読後感想としては「ニーチェって意外と骨太の詩人だったのか」でした。後は深淵という言葉を良く使うなあということ。ニーチェの詩集を読むにあたって「怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ。」という一文を探していた。

これは好きな映画のタイトル直前に表示される言葉です。どうやらニーチェの「善悪の彼岸」という作品に書かれているようです。

・・・寒くなったのでそろそろおやすみなさい!
今読んでいるのは、梨木香歩「不思議な羅針盤」
12月に読むにふさわしい本。時々はっとさせられます。