2011年5月23日月曜日

鬼平犯科帳

 久々に落ち着いて読書をと思い、図書館にいって池波正太郎の鬼平犯科帳を手に取った。池波の本は剣客商売を楽しんで読んだので期待していた。とりあえず2冊借りてみたのだが・・・・非常にのめりこんでしまった。

 剣客よりも少し後の時代(江戸時代)が舞台となっている。江戸の風俗が生き生きと描かれ、時々江戸時代に生きた人々の生活を覗き見ているような感覚を味わえるのは剣客と同じ。鬼平は犯罪者の視点も多く存在するから、今の時代とだいぶ違うのだなと思いながら読んでおります。鬼平につかまって、足に五寸釘を打たれて拷問されたら、そりゃ自白するだろうよね。

 鬼兵はなんと文庫で全24巻。これは長く楽しめるわい。

ラヴェルの歌曲。いい曲です。

2011年5月21日土曜日

ピサロとシスレーとターナーとピスタチオ

 極まれに使うことがあるトイレに風景画のコピーが掛けられている。トイレで用を足しながら2回連続で「この絵はシスレーかな・・・」って思って絵の右下を見るとカミーユ ピサロと書かれている。ピサロとシスレーを見間違えるとは。ちょっと自分が悲しくなりました。

 今久々に読んでいる梨木香歩の「ピスタチオ」の冒頭部分に画家のターナーの描写があって懐かしい。ターナーはじっと見ているとだんだんと何を描きたかったのか(何をキャンバスに表現しているのか)がわかって来るんだよなという感覚がよみがえった。久しくターナーを見ていないので忘れていた感覚です。

 ピスタチオの緑色に関する描写もあってこれが緑色好きの僕の心をくすぐる。最近は抹茶色など少し明るい緑色も生活の中に取り入れているので、抹茶色よりもちょっと落ち着いたピスタチオグリーンもいい色だなと再認識しました。さっそくピスタチオを食べてみるか!

今聞いているのは、ラヴェル [弦楽四重奏曲 第一楽章]
パレナン弦楽四重奏団の演奏がすばらしいです。(この動画はハーゲンの演奏です)

2011年5月16日月曜日

体感温度

体感温度、というのは風速、湿度が大きな要因となって決まるように思えるのだが前後の温度変化も重要な要素だ。温かかった日の次にちょっと気温が下がると実際の気温以上に寒く感じるといったように。こんなことを考えながら天気予報の週間予報を見るのは面白い。また、天気予報自体も発信元によって内容が違ったりする。予報なのだから、予測の方法、持っている過去のデータによって違いがでるのは当然だよね。

最近気がついたのは、天気予報だけではなく、現在と過去の状況から分かることが実際の生活では非常に役立つということ。今、どこで雨が降っているのか。過去どこで雨が降っていたのか。本日の天気予報はどうなっていたのか。この3つを組み合わせれば、帰宅時間は雨が降っているのか?今会社を出ると雨に降られないか、などが分かります。有用な情報を提供してくれるサイトは以下の3つ。
Yahoo!天気情報(東京)
Tenki.jp(雨雲の動き)
東京アメッシュ
特に東京アメッシュの情報を読めば、雨雲の隙を突くことができます。

今聞いているのは、Radiohead [Reckoner]
自分のiTunesのイッてるリスト入りしている曲です。

2011年5月9日月曜日

午前中を満喫

昨日、JR五反田駅に立って電車の到着を待っていると・・・白い小さい物体が無数に浮遊している。なんとなく見ているとそれはタンポポの綿毛のようだけれどもっと小さい。よーく見てみると・・・・虫でした。アブラムシ系とはちょっと違う、白い羽虫でした。それが無数に飛んでいる。げっ。

大崎から来る山手線が虫を撒き散らしながらやってくるのです。あのお姉さんの髪にも、こちらのおっさんのスーツにもついていました。当然僕にもついていたのですが、ナイロンのツルツルの上着だったのであまり気にしなかった。

今日は休みということで、窓を開け放してパソコンに向かっていると、目の前の地面が土の駐車場には虫が飛び交っていた。春ですね。しばらくすると、聞きなれた声で「はるや~そっちはダメ!」という声が。なんと保育所に行っていたパゴダが散歩で遊びに来ていました。こちらの姿がパゴダに見つかると泣きそうなので、窓からこっそり眺めていました。


2011年5月2日月曜日

押し付けられるのは嫌いだ

はっきりと意識している嫌いな言葉といえば「正義」を挙げることができる。それは正義がどちら側にあるべきかの根拠があいまいなのに、さも当然「こちらが正義」という雰囲気を醸しだすからだ。最近感じた正義とは東日本大震災の募金を呼びかける人々の表情を見て。なぜあそこまで強い言葉で言えるのだろうか。寄付したお金がどういう経路で被災者に届くのか知っているのだろうか。胡散臭いと思わないのかなあ・・・。

というわけで、個人的には妻の所属する会社に寄付をしました。目的は、その会社で被災した社員への一時金とするためということです。

今聞いているのは、Stina Nordenstam [Crime]
寒さの無くなった夜の風に誘われて・・・この曲を聴いています。
She's in everyone you meet and I can hear your heart beat

2011年4月20日水曜日

水の反映-2011

水の反映、という曲はもちろんクロード ドビュッシーの映像第1集に納められているピアノ曲である。この曲は結婚する前の妻と良く聞いた曲です。それ以前からドビュッシーは好きな作曲家の筆頭だったのだが、水の反映はあまり好きな曲ではなかった。水の反映というタイトル通り、ゆれる様な音の運びが優雅で、その時の僕はもっとメランコリーな曲(例えばラモーを讃えて)の方が好きだった。妻はピアノを弾くのが好きで、ドビュッシーもよく練習したけど難しい曲が多いよ教えてくれた。ドビュッシーのピアノ曲について、演奏する人の立場というのをはじめて意識したのがそのときで、それはやはり後に続く僕の音楽観を変化させる出来事であった。


最近、ふと淀、中書島、丹波橋、樟葉、長岡京、向日、八幡など大阪と京都の境目の地名を聞いた。懐かしい。大阪や京都の様々な風景がよみがえってくる。淀川の河川敷を歩いたときのことや、寝屋川のたこ次郎という絶品のたこ焼き屋やインクルージョンという美味しいケーキ屋のこと。京阪沿線の風景も思い出される。

特に阪急電車沿線に住んでいた大学時代は淀川を高槻側から見ていたが、京阪電車沿線に妻が住んでいたので反対側からよく見るようになった。同じ川もだいぶ印象が違って見えた。

そんな時から早10年ほどの月日が流れた。間違いなく遠い昔なのだが、ずいぶんと物理的にも、気持ち的にも遠いところに来た気がする。そしてパゴダも満2歳になっている。

そう、本日は3回目の結婚記念日であるのだ。

今聴いている曲は 青柳いづみ子演奏、ドビュッシー[映像第1集]
築地で青柳さんのドビュッシーのコンサートに行ったときは、妻は妊娠中でした。まだ妊娠が発覚する前だったのですが・・・。「水の反映」→「ラモーを讃えて」と連なる2曲はとても素敵な曲です。

2011年4月6日水曜日

2011年の桜

ちょっと気になって、昼休みに会社の近くの公園をいくつか回ってみた。いくつか回ってといっても同じ地域なので特別気候が変わるわけではないのですが・・・

東京都中央区付近の桜はまだ1~4分咲きでした。日陰のところはまだほとんど咲いていません。日当たりが良く、風の通り道となっていない公園で4分咲き、日陰の桜はまだ蕾が十分に膨らむ手前でした。自宅付近にある桜もその程度です。

巷では都知事が「花見を自粛して」というコメントをだし、「経済縮小ムードばかりで景気が悪化するから花見くらいは自由にすればいいんだよ」という反応もあるようですが、都知事の発言の真意は「仮設トイレの不足、警備する警官、救急車を運用する消防の人力不足」というところにあるという話です。確かに警視庁も東京の消防も被災地に応援に行ったり、バックアップ体制をしいているはずで東京人がするのんきな花見にかまっている時間はないだろう。

個人的にはこの週末が休みなので、そこでひっそりと花見をしようと思っています。電車の車庫の近くのあの公園はどうだろうか・・・。

すべての日本人にとって、もうじきもっと綺麗に咲くであろう今年の桜の花をみて、東日本大震災の犠牲者、被災者のことを思い起こさない人はいないだろう。東北地方でもしばらくすると桜の木が花を咲かせる。それがかの地にいる(眠る)人々の慰めとならんことを東京の桜をみて思った。