僕の生活における音楽面を豊かにしてくれるのは主にNHK-FMである。クラッシック系の番組が多く、知らない作曲家を知る機会を得るからだ。ここ1年ほどでヴァスクスを知ったし、つい先日はスペインのバロック期の作曲家ビクトリアの宗教曲も知った。このような曲は自分で選んで聞く機会はほとんど無いだろうし、ネットによって放送中の曲を容易に調べられるということもあります。
ビクトリアの曲は聞いていたときにバッハの宗教曲とばかり思ってたのですが、バッハより前の時代のスペインの作曲家のようです。音楽が宗教の内側にあった時代の合唱というシンプルな響きの中には今の世の中では忘れてしまった、神の大いなる力の下にいる人間の祈り、というようなものを感じます。無心論者ではありますが・・・音楽を通して神の力の片鱗に触れようとする人間の努力とでも言うのでしょうか。少なくとも今も(それからこれからもずっと)僕の中で宗教心というものはつちかわれる事は無いでしょうから、宗教の中の音楽に神秘性を感じずにはおられません。
もうひとつNHK-FMの良番組はなんといってもピーター バラカンの「ウィークエンド サンシャイン」です。この番組を聴くために7時20分にラジオをONにする価値あります!
ロック、オルタナティブロックを中心に、ビートルズやデュランなど今だからあまり聞かれない曲やそのカバーなど選曲がとてもレベル高いです。洋楽ではタワレコのbounceも情報源でありますが、クラブシーン、アイドル、アニメなどサブカル系全盛の今、僕にとっては得るものが少なく、広告と連動しているのがあけすけな記事内容はすぐにおなかいっぱいになってしまいます。とはいえフリーペーパーなのでCDはタワレコで買うようにしています!
Tomas Luis de Victoria Tenebrae Responsories
日本語だと「聖週間のレスポンソリウム集」といったタイトルです。(まだあまり調べていないので意味とか、曲の構成とか良くわからない)バッハの宗教曲と共に、俗っぽい表現ですが「ごめんなさい」って謝りたくなるような曲です。
ペトリクス ヴァスクス
この曲はピーター バラカンが教えてくれました!
Keb' Mo' The times they are a-chaingin