2014年10月19日日曜日

たまには本の話を・・・

読書の秋、ということで本の話を。
最近読んでいるのは、高田郁の「みをつくし料理帖」です。江戸時代の今で言う定食屋の料理人の話です。しばらく前に読んだ池波正太郎の「鬼平犯科帳」、「剣客商売」が男世界の硬派江戸小説だとすれば、みをつくしは女世界の庶民江戸小説という感じです。登場する人々がポジティブなのは軽い気持ちで読む身としてはとても良いですね。料理に関する記述は、若干後出しじゃんけん的なところもありますが、基本的には面白いです。

息子のパゴダは寝る前にほぼ必ず本を読むのですが、ほとんどは図書館で借りています。父、母、それぞれ本の選択に大きな違いがあるので、パゴダも色々な種類の絵本に接することができるのではないかなと肯定的に考えています。そんあ最近僕のチョイスは外国の絵本。日本で育っている日本人のパゴダ。やはり日本の絵本の本がすんなりと話しに入っていけます。語られている話の世界観、ニュアンスをはじめ、絵柄などがあっているのだと思います。

変化球ということで外国の絵本を選んでいるのですが、この本は名作です。
にぐるまひいて ドナルド・ホール  (著), バーバラ・クーニー (イラスト)
満月をまって メアリー・リン レイ (著), バーバラ クーニー (イラスト)

バーバラ クーニーの素朴な絵は美しく、思わず細部まで見入ってしまいます。そして大人ならばその絵に少し懐かしさを感じると思います。

今読んでいるのは、高田郁の「みをつくし料理帖」。
次の巻で完結するのですが、どう完結させるのだろう・・・流れからいってハッピーエンドは間違いないと思うのだけれど・・・。

2014年10月14日火曜日

エルキュール ポワロ カーテン

昨夜、アガサ クリスティ原作の名探偵ポワロの最終回「カーテン」をみました。カーテンって本で読んだかな・・・と思っていたのだけれども、TVでみて読んでいない事を実感しました。大まかなあらすじは聞いていたので、どうやら勘違いしていました。

名探偵ポワロを知ったのは約20年前。NHKで夕方放送されていましたが、あのOP音楽、デビット スーシェのポワロの表情、そしてヘイスティング大尉!完璧な番組だったと思います。当時高校生でしたが、ポワロをみたいがために、チャリをすっとばして帰った記憶があります。

カーテンでは年老いたポワロといかにしてカーテン(終幕)を迎えるのかが一番の見所ですが、ポワロからのヘイスティングへの好意の表現には思わずうるっときてしまいます。
"Ah, Hastings, my dear friend, they were good days. Yes, they have been good days."
あぁ、ヘイスティングス、親愛なる我が友よ。共にすごした日々は素晴らしかった。そう、本当に素晴らしい日々であった。


モナミ!モナミ!モナミ!
これは日曜朝のNHK-FMでピーター バラカンが紹介していました。
ディランの定番ですが、とても良いカバーです。最近、カバー曲が好きです。