2014年8月24日日曜日

Claude Debussy Piano Top11

今回は、Claude Debussyのピアノ曲にフォーカスしてみました。
個人的なドビュッシー ピアノ曲、好きな順です。
「タイトル」 含まれている作品名(英語もしくはフランス語:日本語訳)の順で記載しました。
なお、タイトルにはYouTubeへのリンクを張っていますので気になる曲は
是非聴いてみてください。

1:「Pagodes 塔」Estampes 1 版画 第1集より
我が子供のハンドルネームの由来となった曲。流れるような三連符とガムランの
音階とリズムがなんともいえません。

2:「Hommage A Rameau ラモー讃」 Images No.1 映像 第1集より
メランコリー系の傑作。冒頭のこのシンプルなメロディ、100%ドビュッシーを感じさせるっていうのが素敵です。

3:「 La Cathedrale engloutie. Prodondement calme 沈める寺」Preludes, 1er livre X. 前奏曲集 第1巻より第10曲
前奏曲集の中の名曲中の名曲。鐘を鳴らしながら水中より浮き上がって、そしてまた水没していくという伝説の寺院がモチーフです。ほんとにその映像が浮かぶ!と思いました。

4:「The little Shepherd 小さな羊飼い」 Children's Corner 子供の領分より
ゴリウォーグと迷いますが・・・この2分程度の短い曲ながらドビュッシーの子供への優しいまなざしを感じずにはいられません。

5:「1 Andantino 第1番」Deux Arabesques 二つのアラベスクより
CMでも盛んに使われ、非常に有名です。演奏者の手の動きを見ると、難易度の高い曲だなと思います。


6:サラバンド ピアノのため
この冒頭のメランコリーなメロディ、いいですね。


7:パスピエ ベルガマスク組曲
サラバンドといい、このパスピエといいドビュッシーの小品曲の中には秀逸なものがあります。
ベルガマスク組曲のメヌエットも素敵です。

8:アルペジオのための 練習曲集
ドビュッシー通ぶりたいのならば、この曲を好きな曲としておせば良いですよ。
この瞬間的なきらめき、今でこそ素敵な曲として認識されますが、当時はまさに時代の扉を開けた曲だったと思います。

9:レントより遅く 
タイトルがそのままテンポの指示ですが、演奏者によって速さはまちまちです。
個人的には4分をこえてくるゆっくり目の演奏が好きです。

10:トッカータ ピアノのために
割とテンポ早めの曲ですが、この音階をなぞるような進行が良いです。
このリンク先の演奏は個人的に好きなWerner Haasってところもお薦めポイントです。

11:牧神の午後への前奏曲
あまり音質が良くない演奏ですが・・・。牧神は管弦楽が有名ですが、
2つのピアノ(つまり4手)のためにDebussy本人が編曲しています。ピアノならではのきらめきがあります。最後にレア曲を紹介いたしました。

2014年8月18日月曜日

壊れている→なおす→なんとかやっていく

前提条件:壊れている状態は悪い状態という意味だとは思わない。正常とは違うというだけであって、数ある状態のひとつである。壊れているからといって終わりではないことは多い。

今日はだいぶ古い妻のママチャリのメンテを行った。といってもブレーキケーブルの交換と洗車だけだが・・・。たぶん6年位前に購入したのだが、タイヤカバーが少々さび付いているが、フレーム、
チェーン、クランク等の感触は悪くない。見た目はややボロだが、快適に使えそうな感じである。
(しかし安いグレードのチャリのメンテは総じて手間がかかる。自転車としてはちゃんと機能するが、設計思想が安かろう、ちょい悪かろうなのでしょうがないが、特にブレーキはMTBのちゃんとしたパーツと比較すると少し心配になるちゃちさである)

最近の世の中の風潮として、壊れる→悪いもの、という感じがより一層強くなっているが、人体を含めて壊れないものなんてないし、壊れたからといってそれで終わりではない。たとえ直ら(治ら)なくてもなんとかやっていける状態ならばそれはそれで良いと思うのです。

電子化、動力化されていない自転車は特に修理、メンテナンスを行えば長い期間良い状態を保つことができるので、なんとかやっていけるレベルは長く続きます。これは僕が自転車が好きな大きな理由のひとつです。

リサイクルよりも、リユース、リデュースを!これは10年位前からのポリシーです。

しまった・・・最近暑さにかまけて本を読んでいないな。
今聞いているのは、「やさしくしないで」かおりくみこ

2014年8月17日日曜日

ニュース、終戦などなど

8月に入ると日本では太平洋戦争のことが原爆、終戦と話題となります。現在5歳のパゴダは朝のNHKのニュースを朝食前に少し見ており、そこで時事問題!?系の知識を仕入れており、オバマとか、オスプレイとか、土石流などはニュースとその映像を通して知った言葉ですが、ウクライナ、イラクの騒乱に関係して「戦争って何?」と口にするので、どのように説明しようかと少し考えました。

子供にとって戦争≒たたかい、けんかといったのが一番身近なようですが、もっとスケールが大きく、残忍で、恐ろしいものだと伝えました。人が殺しあうのが戦争で、死んだらもう誰にもあえないのだと説明しました。

また、太平洋戦争では日本とアメリカが戦争状態であったのだけれど、現在では日本とアメリカは仲が良いというのもわかりにくいようです。自分の経験を思い出しても、ひとつの真実に異なるいくつかの側面がある、というものを理解できるようになったのは結構大人になってからだったなと思い出しました。

一方、僕の祖父の一人は戦死し、もう一人は戦争から無事に生還したのですが、生還した祖父は戦争の話を孫の僕にするはずはありませんでしたし、子である僕の父にも語っていないように思います。確かに自分の(合法的であるにせよ)人を殺した経験など家族には言わないでしょう。多くの人が無理やり背負わされたこの狂気の程を次世代につなげていかなければなりません。


今聞いているのはモーリス ラヴェル「天国の美しい3羽の鳥」
これは第一次世界大戦に出征した経験のあるラヴェルの歌曲です。
歌詞はこちらのサイトからどうぞ・・・。戦争の歌です。