2014年8月17日日曜日

ニュース、終戦などなど

8月に入ると日本では太平洋戦争のことが原爆、終戦と話題となります。現在5歳のパゴダは朝のNHKのニュースを朝食前に少し見ており、そこで時事問題!?系の知識を仕入れており、オバマとか、オスプレイとか、土石流などはニュースとその映像を通して知った言葉ですが、ウクライナ、イラクの騒乱に関係して「戦争って何?」と口にするので、どのように説明しようかと少し考えました。

子供にとって戦争≒たたかい、けんかといったのが一番身近なようですが、もっとスケールが大きく、残忍で、恐ろしいものだと伝えました。人が殺しあうのが戦争で、死んだらもう誰にもあえないのだと説明しました。

また、太平洋戦争では日本とアメリカが戦争状態であったのだけれど、現在では日本とアメリカは仲が良いというのもわかりにくいようです。自分の経験を思い出しても、ひとつの真実に異なるいくつかの側面がある、というものを理解できるようになったのは結構大人になってからだったなと思い出しました。

一方、僕の祖父の一人は戦死し、もう一人は戦争から無事に生還したのですが、生還した祖父は戦争の話を孫の僕にするはずはありませんでしたし、子である僕の父にも語っていないように思います。確かに自分の(合法的であるにせよ)人を殺した経験など家族には言わないでしょう。多くの人が無理やり背負わされたこの狂気の程を次世代につなげていかなければなりません。


今聞いているのはモーリス ラヴェル「天国の美しい3羽の鳥」
これは第一次世界大戦に出征した経験のあるラヴェルの歌曲です。
歌詞はこちらのサイトからどうぞ・・・。戦争の歌です。

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