2010年11月30日火曜日

紅葉で遊ぶ

家から少し離れたお寺の公園へ行こうと思ったのだけれども、出発がやや遅くなったのでわりと近所だが大きな公園に行き先を変更。途中のパン屋で昼ご飯を購入。ここは近所では名店のブーランジェリー イチという店。もともとメゾンカイザーでチーフベイカーをしていた人の店で小麦の香りとフランス風のパン、キッシュ、サンドイッチが楽しい店です。個人的にはもう少し焼きが入っているほうがパリッとした食感が出るのではないかと思うのですが、好みの範囲か。そこで、栗のパン(パゴダ用)、ヴィエノワーズショコラ(パゴダと大人用)、ベーコンとアボカドのチャバダサンドイッチ(大人用)を購入。飲み物は家でいれたカモミールとダージリンのハーブティ(大人用)、ほうじ茶(パゴダ用)。

公園につくとそこには秋の素晴らしい風景が広がっていた。公園は斜面をうまく使って作られており、立派なケヤキが植えられている。ちょうど紅葉のピークを迎えており、 風が吹くたびに黄色い葉っぱが舞い落ちてその動きはまるで雪の様だった(と妻が言っていた)。ケヤキは赤茶色に紅葉する場合も多いのだが、その公園のケヤキは綺麗な黄色でした。パゴダも葉っぱの上をカサカサさせながら歩くのは楽しいようで、「ばいきんまんせんにん、ばいきんまんせんにん・・・」と言いながら遊んでいた。ばいきんまんは彼のヒーロー?なので楽しいのかな、と思っていたらどうやら拾った桜の木の枝が「(ばいきんまん仙人ではなくて)バイキン仙人」の持っている杖を連想していたようだ。細かいところまで理解しているのと、テレビのバイキン仙人の杖と今自分が持っている棒が同じものと認識できることにも驚いております。

今聴いているのは、cinnamon [Moments]
懐かしい曲です。高校時代はこの曲ばかり聞いていたな。おかげで今でも時々聞く曲となりました。

2010年11月26日金曜日

ポプラの形

 形が好きな木といえば、ケヤキ、タイワンフウ、ポプラがあげられる。ケヤキの箒のような枝ぶりは綺麗だし、やや黒い樹皮も素敵な色だ。タイワンフウの堂々たる樹形はどうだろう。タイワンフウの大きな葉っぱが風に揺れる様をみるのは爽快だ。茶色く変色した葉っぱをガサガサ言わせながら踏み鳴らすのも秋の楽しみ。風を受けて地面を動く落ち葉は秋の生き物。

そしてポプラ。ポプラを見るたびに独特な雰囲気を持っているなと思う。ポプラは葉が割と大きく、たぶん柔らかいのだろう。そのため、風に吹かれるとさわさわとよく動きます。ポプラは根が浅いようで幹も良く揺れます。ちょっと風が強い日には、大丈夫かな・・・倒れないかな・・・と心配となるほどに揺れる。実際に台風で倒れてしまったポプラの大木を見たことがあります。かつて書いたことがあるのだが、大学のオケの練習室の窓からも遠くポプラの梢が見えたのでした。そのポプラが、もうすでに10年以上も前の月日となった日々を思い出させる触媒の役割をしています。灰色の今にも雨が降りそうな雲をバックに、ポプラの葉っぱの裏側の白がその雲の色と同化しそうであった。あの時に弾いていた曲は覚えていないのだが(たぶん時期的にラフマニノフの2番か)、漠然と感じた不安は今も思い出せるのである。

今聴いているのは、 ラヴェル[ラモーを讃えて]
この曲を初めて聴いたのはいつのことだろう?その時の感想はまったくない。亡き王女を通してラヴェルを知ったのは高校くらい。ラヴェルのオケからピアノに入ったのは大学からだ。その後、偶然にラヴェルの弦楽四重奏曲をライブのアンコールで聴き衝撃を受けた。それでラヴェルは室内楽が中心になったのだが、ここ数年でまたオケなど編成が大きい曲も聴くようになってきました。

2010年11月25日木曜日

blog遍歴

ブログ、といえば兄のサーバーに居候させてもらったMT(hidkの1000年weblog)から始まって、MTが有料化されたのでWP(half of what I'm saying is meaningless)に乗り換え、その間にこっそりとexciteBlog(Oneway ticket)を使って今はこのBloggerにたどり着きました。blogもだいぶ進化したなあとしみじみ思います。Bloggerはわりとシンプルで使いやすいのでいいですね。

ブログを選ぶときは「デザイン、カスタマイズの可能性、設置の簡単さ」の3点に注意します。契約しているBiglobeのブログサービスはウェブリブログといってちょっと名前が微妙だったのでパス。広告が入るのもどうかな・・・と思いBloggerに決めました。カスタマイズについてはBloggerならば情報が多そうだし、Googleなら何とかしてくれているでしょ!という期待を込めております。設置については・・・今時のブログはあっという間に設定完了ですね。レンタルサーバー上に設置する場合もそんなに難しくないようです。このあたりは進歩したな~と強く思う点です。

今読んでいるのは、恩田陸[夜のピクニック]
週末の日経で紹介されていたので早速読んでいます。とある高校の夜通し歩く行事の中で男女4人を中心に揺れ動く若い心・・・といった感じでしょうか。すでに遠い目という感じで読んでいますが、確かに誰にでもある時代ですよね。

2010年11月22日月曜日

ノロウィルスか風邪か・・・

こんな気持ち悪かったのは久々です。木曜日の21時頃、職場でなんとなく嫌な予感がし始め・・急いで家に帰る途中の電車でまず「うっ」ときました。そうとう嫌な予感が漂っていたのですが・・・。風呂にも入らず、急いで布団に倒れこむも気持ち悪さで眠ることはできず。そのうちに「うううっ」と来て、トイレに駆け込みました。この衝動ってツワリの疑似体験?という思いが一瞬だけしたのを覚えておりますが、後はひたすら格闘です。

俺の腹に存在する何がそんなに嫌なのだ?よくもこんなに反応するな・・・と自分を呪いながらひたすらもどしておりました。そのうちに下痢の症状も出始め・・・・22時過ぎから朝の5時位まで阿鼻叫喚の時間が続くのでした。

翌日の昼となると症状事態はだいぶ収まったのですが、午前中の部ぎりぎりになって近所の病院へ行きました。その時にみた青空と雲のなんと美しかったことか・・・

今読んでいるのは、ヘルマン ヘッセ [郷愁]
なんとも純文学でした。青春のあの青臭さを思い出して、ちょっと複雑な気分になりました。

blog再開

ここ数年の間、遠ざかっていたblogを再開してみようかな・・・ようやく重い腰を上げました。空白の間にだいぶ変わった身の周り。そのあたりのことも話題にしていきたいと思います。

 季節はいつの間にか冬の気配が濃厚になってきました。冷たい風に吹かれたときの、このそこはかとない寂寥感は、厳しい季節を前にしてDNAに呼び起こされた太古からの感覚なのだろうか。身近な所まで紅葉の報せが来ておりますね。身近の木々はいつ変化をするのだろうと思っていたら、すでにちらほら色づいていました。イチョウの黄色にナンキンハゼの赤、東京にはプラタナスの薄茶色が多い。

今聴いているのは、 Claude Debussy [Cello Sonata]
ドビュッシーのチェロソナタです。なんとしみじみといい曲だろう。言うまでも無くチェロとピアノは相性がよい。チェロとヴァイオリンも相性が良いけれども、ピアノの方が枯れた感というか落ち着きがあって重厚だ。秋から冬にかけてはお薦めの編成です。

2010年11月17日水曜日

男の子?女の子?


 食後にカステラを貰ってご満悦なパゴダ。今日は父親(私です)が保育参加をしてきました。通常は朝保育所にパゴダを預けてバイバイ~なのですが、平日に休みだったので保育に参加しました。どんな風に過ごしているのかは、保育日誌を読んでいるのでだいぶ分かっているのですが実際に絵本を読んでもらっているときの表情やしぐさ、友達との遊び方やコミュニケーションのとり方をライブで見れたので楽しかったです。

同じ位の年齢の子を、友達、遊び仲間としてはっきりと認識しており、相手の反応を見ながらしゃべったり触ったりしていました。紙を丸めたおもちゃを取り合って、取り合いに負けて泣いたり、バスタオルの上に乗って、それを引っ張ってもらって大喜びしたり、僕の膝の上に別の子が乗ってきてそれにヤキモチ焼いたり・・・・。自宅で家族3人の時が一番リラックスしているのは間違いないのですが人とのふれあいで学んでいくことのなんと多いことか。DNAには存在しても、覚醒しないことって多いなって実感しました。

さて表題。女の子が髪を結びなおしてもらっていました。それをみたパゴダは「やって~やって~」とリクエスト。ハンドクリームを塗ってもらうのや、耳掃除も好きでトリートメント好きなようです。こうやって髪を結んでいるとまるで女の子の様です。この年齢ではまだまだ男女差はあって無いようなものです。

今聴いているのは、ドビュッシー [パゴダ] 版画より
web上でのパゴダの名前はこの曲から採りました。

2010年11月15日月曜日

言葉を覚えるパゴダ

 最近のパゴダは言葉を覚える・・・というかオウム返しに言うことが多い。下品な言葉はなるべく使わないように心がけているのだが、ついに心の隙をついて出てしまった言葉をパゴダはラーニングしてしまった。パゴダが目ざとく拾った言葉とは・・・「ヤバイッ」。たぶん、朝忙しくて「ヤバイ、時間が無い」とか言っているのを聞いたのだろう。

あどけない顔して「ヤバイネ」、「ヤバイヨ」思わず笑いそうになりますが、これ以上覚えないように無視しております。2歳を前にして、言葉によるコミュニケーションが取れるようになってきたのでお互いのストレスがだいぶ少なくなりました。

今聴いているのは、モーリス ラヴェル [洋上の小舟]
ピアノ版です。オケ版もありますが、なんだかぼんやりとした雰囲気になってしまいます。ピアノはコンパクトにまとまっていて、波に揺られる舟の様子が想像できます。この波と舟の揺られ方は人によってかなり想像する状況が違いそうです・・・。ストリンドベリの絵ほどではないけれども、僕の心のなかでは結構揺れています。

2010年11月8日月曜日

バザー

 この週末は子供の通っている保育園のバザーでした。保育園の特徴で行事は何でも全力投球。そして大人も全力です。影から冷ややかな眼差しでがんばる人たちを眺める・・・という訳にはいきません。


僕が担当したのは「おもちゃ・10円雑貨」というコーナー。主に10円雑貨を担当しました。10円雑貨はつまりは掘出物コーナーで割と人気があるのですが、売上はさっぱりあがりません。値段が付くか付かないか際どい物がおいてあって、まあお金に換われば御の字なのですが・・・それでもお客さんとの交渉は発生するのです。

まずは「10円コーナー」なので皆怪しむ眼差しを向けてきます。しかし好奇心もちらほら見られます。もしかしたら何かいいものが紛れ込んでいないかなという淡い期待もあるわけです。女性には100円ショップで売られているような実用品、風呂、台所回りの消耗品が良く売れます。一方で男性は趣味のもの、普通に売られている時との価格差が大きいものを手に取る傾向があるように終われました。

小学生の高学年位の男の子が熱心に通ってくれました。こんなガラクタ商品を嬉々と選び、大きな袋に一杯買い物をしていました。大丈夫かな・・・家で怒られないかなって心配してしまいました。

うちのパゴタはまだ小さいのでバザー会場にはこれなくて残念。

今聴いているのは、ドヴォルザーク [交響曲第7番]
これ、名曲です。4楽章が割りと短くてあっという間に終わってしまうのがなんか物悲しいです。

2010年11月2日火曜日

このblogについて

タイトルの「oneway ticket」はthe Abyssという映画の中でVirgil(エド ハリス)が言った「Dont cry baby. Knew this was one way ticket, but you know I had to come. Love you wife.」言葉より。the Abyssは今でも好きな映画です。そう、人生もつまりはone way ticketだったりするのです。



このコーナーも復活。

今聴いているのは、Maurice Ravel [Le jardin fe'erique] 演奏 Martha Argerich
記念すべきこのblogで初めての曲はラヴェルのピアノ曲、マ メール ロワから「第5曲 妖精の園」。
演奏はアルゲリッチです。アルゲリッチはどちらかというと際物のピアニストかと思っていた(日本でいえば不二子ヘミングのような)けれども、なんと素晴らしい演奏か。鳥肌が立ってしまいました。音が柔らかいのだけれども、響きはノーブルで、絶妙なテンポがラヴェルの計算された奥深さをよく表している。そう、指揮者のピエール モントゥみたいな雰囲気です。