2015年10月29日木曜日

久しぶりに泣いた

この世の常として、どんなことが起きてもおかしくないのだが、想像できないようなことは、きっと自分には起こらない、と思うことによって日々の平和な日常は成り立っている。

ごくごく近しい存在の人が身罷ってしまった。あまりにも突然で、頭で理解できるほど冷静に受け入れることもできなくて、少しの時間が経ってしまった。近しい人のいきなりの死は、自分の中にあるその人とのごくごく普通の思い出を、空っぽの虚無のようなものにしてしまう。そのあっけなさと、彼があちら側へ持っていってしまったものの大きさがしみじみと悲しい。僕よりももっと彼に近い立場にいる人々のことを考えると、胸が痛む。




彼の魂の安らぎのために・・・・Maurice Ravel [Trois beaux oiseaux du paradis]
モーリス ラヴェル作曲 3つのシャンソンより[天国の美しい3羽の鳥]