東京という街は人が多すぎて、たまに自分の存在がはかなくも消えてしまいそうに思えてしまう。人が多すぎるので、相対的に人と人との関係は薄くなり、道端で倒れている人を見ても人々は気がつかない振りだ。先日はJRの駅の階段でゲロをしていた女性を見てしまったが上っているエスカレーターから降りてわざわざ駆けつけるようなことはなかった。うーーーん。また別の日に公園で炊出しに集まるホームレスの群集。宗教関連の団体主催のようでホームレスを前に説教をしていた。神はすべてをお見通しなのです。神を信じない人は、死ぬ直前になって、死というものに恐怖するのですと言っていた。極楽浄土脅迫系の宗教団体のようでしたが、炊出しの内容は何かの汁物、パンの耳、微妙なリンゴ、アメリカテイストのお菓子といった内容でした。集まっていたホームレスは100人くらい。うーーん。
そして毎年見るのが歳末助け合い鍋・・・・。うーん。微妙な匂いがプンプンです。なんかこの浮ついた年の瀬の空気を感じると物思ってしまいますね。そしてふと思うのは酒を浴びるように飲んでいたあの人のこと。酒とバイトに明け暮れていた人を知っているのだが、今無事に暮らしているのだろうか・・・
今聴いているのは、Claude Debussy [家の無い子らのクリスマス]
世間の幸せそうなクリスマスのイメージにはぴったりとこの世の中の闇がくっついているように思われてしょうがない。
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