同じ子を持つ親の方々のFBでのコメント・・・強く共感いたしました。
結局、子供の満足度はしっかりと満たしてあげたい、親もいつもの公園ではなくて違う場所でリフレッシュしたい、ということで「おやるよ」は「代々木公園で自転車に乗る」となりました。
曇天の少し涼しい一日。おにぎりとちょっとしたおかずの弁当を持って、10時過ぎに原宿に到着。原宿駅のホームから見える明治神宮の森に「あの森に行くの?」とすでに興奮気味のパゴダ。「あの森は明治神宮の神様の森だから入ることはできないよ。隣の代々木公園へ行くのだよ」と説明をしながら改札を通過(大人と明治神宮へ行くと、明治天皇が祭られている神だから霊験なんて無いよねって必ず言うのとは大違いだ)。
新宮橋を渡る前に左手側の「あれが有名なポップコーンの店の行列で、そのずっと向こうが表参道だよ」とパゴダに言うも「ふーん」と気のない返事。当たり前である。
代々木公園は入ってすぐに花壇があって、まずはそこで虫採り。ターゲットはモンシロチョウとシオカラトンボ、ジージー鳴くセミですが、網を持ってきていないので、スレた都会では素手では捕まえられませんでした。それでも、トンボの数はここ1週間くらいでぐっと多くなったし、たぶんエゾゼミではないかと思われますが、鳴き声も小さな抜け殻もたくさんありました。木の根元にはハサミムシがいて、その姿を見て「ハサミムシって刺したっけ?」と僕が考えている間にパゴダは捕まえようとして指を挟まれ「イテッ、このハサミデカイなあ・・・」と言っていました。ふと隣を見るとチャリに乗っている子供が・・・これで本来の目的を思い出し、代々木公園の一番奥にあるレンタルサイクルセンターに行きました。
代々木公園はサイクリング専用コースがあって、一方通行、距離が長い、変化に富んでいるというかなり良いコースでした。1時間で4周することができましたが、パゴダは森の木が気になったのか余所見をして2回転び、唇から出血してしまいました。それでも「まだ乗るか?」と聞くと「うん」と答えたので、60分間サイクリングを楽しめました。大きな木の下を、少し涼しいくらいで走れたので、まるで高原でサイクリングしているようでした。
サイクリングを終え、お弁当を食べて13時前だったので、渋谷のNHKへ行って見ました。公園で遊ぶのもいいかなとパゴダは思っていたのですが、「ひつじのショーンを放送しているテレビだよ」というと興味をそそられたようです。いったことある人ならわかるのですが、NHKスタジオパークは典型的な残念施設で、入場料の200円と費やした時間がもったいなかった(とはいえ一度は行ってみたかったのだが・・・)。展示されている内容も、展示の方法も今となっては目新しさは無く、唯一番組収録中の山田邦子を見ることができたのが、微妙に安い入場料の200円と釣り合っていた。
パゴダはポコポッテイトのムテ吉のデッキブラシの現物を見ることができ、「本物はやっぱ汚れが良く落とせそうだなあ」と感慨深げにいっていたので笑ってしまいました。そのNHKではちょうど15時のオヤツということで、ソフトクリームを食べました。急いで食べていたので「・・・頭が痛くなるんだよな~」とか言っていました。ニッセイのソフトクリームはやっぱり美味しい。
その後渋谷から電車に乗ったので、タワレコを冷やかし半分、教育半分で、木村カエラの新譜を視聴させてあげました。家に帰って夕食後、急に大雨と雷が・・・。せっかくなので部屋の電気を消して、稲光(ライトニング)と雷鳴(サンダー)を楽しみました。何度か落雷(本当は地面から空に向かって稲光は動いているのだが、数々の刷り込みのせいか、落ちているようにしか見えませんね)の様子を見ることができて楽しかった。パゴダは微妙にヘソを気にしていたのがおかしかったです。
結局、代々木公園でほんの少しの鬼ごっこをしただけでしたが、父と子の中々良い休日でした。
今聞いているのは、Maurice Ravel [Ma Mere L'Oye 4 Les Entretiens De La Belle Et La Bete]。演奏はアルゲリッチとランラン。マ メール ロワ(マザーグース)の第4曲で美女と野獣の対話という曲です。アルゲリッチはこのラヴェルのピアノ曲でも連弾というマイナー曲を積極的に取り上げている演奏者ですが、結構音に深みがあって聞かせてくれます。
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