現在の特別展は
「エルミタージュ美術館 世紀の顔 西欧絵画の400年」
です。同時に催されている「セザンヌ パリとプロヴァンス」の方が人気のようでした。エルミタージュは7月16日まで、セザンヌは6月11日までが会期です。
エルミタージュはサブタイトルが示す通り西欧絵画の400年の歴史が良く分かります。ルネサンス以前、ルネサンス、バロック、ロココ、新古典主義、19世紀の諸派へと移り変わっていく様子が良く分かり、自分の好みがどこにあるのかを明確に示してくれます。
マティスの大作が来ており、見物客も多かったのだがひそかに見たいなと思ったのはモネの「霧のウォータールー」です。過去に国立西洋美術館所蔵以外のモネのウォータールは見た記憶があるのですが、どのウォータールーかは記憶にありません。しかし、この淡い紫色で塗り込められたキャンバスとうっすらと浮かび上がって見えてくる橋の形、まるで影のような船は懐かしい思いすらしました。
霧のウォータールー |
モネの絵は遠くから見るとなんともいえない美しさを発揮します。そのことは暫く前に行ったブリデストン美術館でも実感しましたが、近くで見る絵の具の跡を見ているだけでは想像できない美しさです。エルミタージュ美術館展のモネも良かったです(モネはこの1点のみでした)。
ゆっくりできる時間が無かったので駆け足でしたが、主に19世紀の美術コーナーを堪能しました。観終わった後は外のベンチでミニクロワッサンで昼食。緑と風が気持ちよい六本木でした。
今聴いているのは、ラヴェル[ピアノ協奏曲]
ラヴェルのピアノ協奏曲は2曲あります。「左手のためのピアノ協奏曲」と普通の「ピアノ協奏曲」どちらも良い曲ですが、聞きなれている分左手の・・・の方が好きです。
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