2011年1月26日水曜日

トッタン、ペッタン

保育園の行事で「餅つき大会」が22(土)に行われました。本門寺のデイキャンプ場のバーベキューコンロを使って、焚き火でコメを蒸すことから始めました・・・・思い出すはるか20年以上も前の風景・・・。

僕の祖父母は農家で、年末(正月ではなくて年末に餅をつきます)の一大行事といえば餅つきでした。当時の様子は今でもうっすらと覚えているのですが、組み立て式の薪コンロと杵と臼を使っていました。懐かしい。実家の庭で文字通り家族総出の作業です。組み立て式薪コンロは煙突を固定し、鍋のようなところに水を張って点火します。細い枝と新聞紙を使って、もちろんマッチによる点火です。投入する薪をだんだん太くして蒸気がしっかり出るようになったら蒸篭に入れたもち米をセット。蒸し揚げます。その間に臼と杵を水に漬けて餅取り粉などを用意して、餅つきの準備が整いました。臼に蒸しあがったコメを入れて、杵でつぶすように練り上げます。粒が無くなってきたところでついにペッタン、ペッタンとつくのです。

一大イベントで、寒い時期なのですが興奮して外で楽しく過ごした記憶も鮮明です。その後、実家では餅つき器(蒸したコメを餅にする機械)が導入され、親の世代になってからはついに全自動餅つき器も導入されました。

さて、保育園の行事の餅つき。このように杵と臼をつかた餅つきは今では、完全に「イベント」の一部となってしまいました。20年という月日はこうも生活の情景を変えるのだな・・・と思いながら久々のアウトドアイベントで僕も興奮しておりました。餅をついて落ち葉で焼き芋。当然焚き木を集めるところからスタート。程よい木を参加者で集めます。こうやって里山は再生されるのだななどと思ったりして。

パゴダは最近この行事への教育の意味も込めて読んだネズミが餅つきをする絵本の「トッタン、ペッタン」という表現が気に入っており、大人が餅つきする姿をみて「パゴダもトッタンペッタンする~」というわけで、体験させてもらいました。家に帰って「パゴダも餅ついたね~」と話すと「お父がついた」とあっさり。確かにそうだけれどさ・・・。

この写真は、日当たりの良いベンチに座って、BB弾をほじってるパゴダです。山で遊んでいるので服にところどころ土が付いています。

今聴いているのは、The Dave Brubeck Quartet[Take five]この曲はNHK-FMのとJazz番組でリスナーからのリクエストの曲でした。なんと小5の女の子のリクエストだったので驚きました。このリズム感はたまりません。

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