2月より勤務地が池袋から銀座に変わりました。色々な意味で大きな変化があったのですが、池袋と銀座の恋にまつわる物語もずいぶんと違うものだなと実感しております。(残念ながら僕の恋の話ではありません)
恋する人々をそれとなく見るのは、それはそれは街の風景のひとつとして非常に趣があると思う。池袋では仕事が終わって、22時頃の電車に乗ろうとして改札に行くと、改札の前には男女の姿が必ずある。
意外な事に多くの場合はどちらかがちょっと(もしくはだいぶ)不機嫌そうな顔をしている。きっとそれぞれの家路につくのが寂しいのだろう。この点、結婚していると達観できるのだが・・・。
どちらかが怒っているというのも割りと良くあり、何で怒らせてしまったのだろうと疑問に思い、部外者にとっては少しほほえましい光景でもある。あの二人はこれからどうやって家に帰るのか。怒らせてしまっても結局一緒に帰っているうちに機嫌がなおるってこともあるよな・・・
池袋の恋はその様子に共感したり過去の記憶が重なることもしばしばなのだが、銀座の恋は大人の恋でかなりドライ。ドライなので不機嫌になったり怒ったりはしないようでその点よそよそしいのである。恋人同士でよそよそしいってあり?というのが個人的な感想です。
昨日池袋に行ってそんな恋人たちを目にして、銀座との違いを実感しました。
今聴いているのは、ビゼー作曲 [耳に残るは君の声] オペラ「真珠採り」より。
歌はNicolai Geddaです。
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