2011年12月8日木曜日

僕は、そして僕たちはどう生きるか

僕は、そして僕たちはどう生きるか」 梨木 香歩
 本日読み終わった本です。久々の梨木香歩ですが、深く考えさせられる箇所が多くありました。中学生~高校生を啓蒙するような内容に感じるのだけれどももちろん大人だって色々考えてしまう本です。

僕としては「言葉を非常に大事にしているな」というのを強く感じました。これは池澤夏樹にも通じる感じで、読書中に「あれ?この本の作者は池澤夏樹だっけ?」と何度も思いました。

色々なことのある人生で、どう問題に立ち向かっていくのかがさまざまな立場から静かに描かれている。悩んでいるのは自分だけではないって気がつけばそれが慰めにもなるんだよな。

今聞いているのは、Cocteautwins [know who you are at every age]
これはFour-Calendar Cafeというアルバムに入っている非常に好きな曲。
良く聞いていた広島時代の風景を思い出します。大田川の風景を。川岸の石垣を。
夜の闇にたたずむ桜とナンキンハゼの木を・・・

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