2011年12月13日火曜日

冬の空 浜松、東京

僕が生まれ19歳まで育った浜松は冬の晴天率の高さに関しては全国でも屈指の都市である。冬=晴れ。冬=風の強い晴れ、これで決まりだった。風は日本海からわたって来るのだが、日本のアルプスによって湿気を雪の形で奪われたてしまう。そのため乾いた冬の風がいつも吹いていた(だから晴れが多いらしい)。

中学、高校と自転車通学で道中は田舎道も多かったので、車などに気をつけなくてよい道もあった。そんな道を走っている時は空を良く見ていた。浜松の冬の空の色は、深い青ではなく少し白い青、強い風が雲の色を空に溶かし込んだように思える色、あるいは溶け込んだのは冬の太陽の光かもしれない。そういう空の色だった。地上にいる僕は、自分の体に圧力として風を感じる一方で空では音のない風が力となって雲の形を変えてゆく様子をなんとなしにみていた。

昨日、今日と2日連続でここ東京も良い天気だった。まさに雲ひとつ無い快晴。浜松の冬の空よりも若干青色が濃いと感じた空の下で、しばし昔に思いを馳せたのでした。18歳ももう15年以上前のことだ。

cinnamon [Take my love]
why don't you take my love ? This is what I've been dreaming of...

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